ja1jyc’s blog

Super rad antenna (SRA)

スケルトンSPDタイプSRA3号機(80m用)

一応出来上がりました。

重いのが気にかかります。

 

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f:id:ja1jyc:20160627215511j:plainしばらくはまた室内運用で性能確認します。

昼間は3。5MHzは誰も聞こえないのでお互いのコイルの中央付近からワニ口クリップ(ミノムシ)でタップ出しをして7MHzに共振させて7MHzで室内から使っている。なかなか使えそうだ。

ただし、ローブの形を電界強度計でチェックすると水平部分に強く出て上に上がってゆくとヌル状態になりもっと上に上がると再びローブが観測される。

3.5の状態とは明らかに違うローブ状態だ。

近距離電離層伝搬が出来るが7用SRAとは違った放射パターンになっている。

7MHz用のスケルトンSPDタイプSRAでは上には出ていない。

つまり水平方向のローブよりも上側は何処まで上がってもヌル状態になっている。

 

 

スケルトンSPDタイプ2号機

f:id:ja1jyc:20160622220613j:plain一応完成しました。

今回は銅でまとめました。

タップが出しやすいので其の分調整がしやすかった。

今まで以上に相対的電界強度が強いので悪くはない気がします。

室内から試験運用していますが国内なら全エリヤQSO出来ています。

気持ちとしてはかなりの好成績です。

 

より上を目指して次のSRAは

現状のSRAはアルミで作ったSPDタイプでした。

次はより伝導性の良い銅で作ったらドウだ。

重くなるのが難点だが悪くなることはないだろう。

下部の支えの部分

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棒は前回のは6mmφのグラスファイバーの丸棒だったが今回は長いので8mmφのグラスファイバーの棒(ダンポール)を使った。

f:id:ja1jyc:20160620172558j:plainシリンダーの土台

ポリカの水筒を切ったものを土台にして銅のシートでシリンダーを作る。

 

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ディスク部分、後ろ側に前回のアルミ製が写っている。

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コイルとして使う銅線。

予め少し太めに巻いてコイル状にしておく。

 

 

 

 

最も特性の良いSRAの次

一回目はアルミシリンダーに銅のディスクで全く電波が出ない物を造ってしまい。

一旦分解してアルミディスクへ交換した。

次はアルミよりも電気電気電導が良い銅を全て使って作ることにする。

混在させるのは打ち消しあう精分が発生して駄目になるが全部銅なら問題は出ないはずだし電導度(伝導度)はアルミよりも良いので悪くはならないだろう。

アルミを使った理由は手頃なパイプ状の物があったからだが継ぎ目のない70mm径の銅パイプは見当たらなかった。

今回もしかたがないのでカシメとハンダ付けで丸めてシリンダーを作ることを考えている。

前回コイルの下側に作業スペースを取らな方のでマチングトランスを入れる空間がなかった、またLCマチングにおいてもVCなどを入れる空間がなかった。

したがってセルフマッチングを採用したが、最高だったかどうか疑問が残ってしまった。そこで今回は場所を最初から準備しておいて色々なマッチング方式でデーターを取っておくことにする。

興味深いデーターになることだろう。

 

最も特性の良いSRA

少し前にはSPDタイプが最も特性が良いものでした。

これは何らかのパイプにコイルを巻きシリンダーを付けその上にまたコイルを巻きディスクを付けた形です。

その後トロイダルコイルの実験で入手出来るドーナツボビンの大きさや数がなかなか思うように入手出来ず困惑しその中で下地の何もないドーナツ状コイルなら大きさも巻き数も自由に作れるので実験していて下地有りと無しの比較では無しが一段と良い特性が得られることに気がついたことがきっかけと成りSPDタイプでも下地なしのソレノイドコイルで作ったらどうなのか考え始めました。

ソレノイドの場合には下地が無いとかなり難しい。機械強度的な問題が多いにある。

でも作って比較してみたい。

そして今回のスケルトンSPDタイプが出来上がったのです。

特性的に進化しました。見た目は大したことないようですが、かなりの進化です。

まだまだ進化し続けることでしょう。

 

自分SRA作成歴上最高特性のSRA

f:id:ja1jyc:20160615093023j:plain今まで自作した中で室内運用上最も良い特性を示したSRA。

様々な作成をした中でシリンダーとディスクを組み合わせたSRAは特に良い特性を現しました。

写真は40m用ですが、その前に作った80m用では室内から50W運用にてアジアンロシアとの交信に成功しています。

そしてシリンダー+ディスクの特性の良さに加えて今回はコイルの下地のボビンに当たる絶縁パイプが無い完全な空芯を実現させました。

下地がないと線間容量が減るので同じインダクタンスでは巻き数がより多く必要になります。これは全体的に並列共振に関する容量が減ったことに起因していますが、SRAは容量が少ない方が良い特性を得られるようで、一段と性能が上がっています。

確かに室内から運用して受信感度も良くなり良く飛んでいます。

40mバンド用を作った中では最も良く飛ぶと感じています。

80m用は完全空芯では無かったので次はそこに挑戦してみたいと思っていますがこれはかなりの難問です。なにせボビンが無いのですから大きなコイルをどう支えるか難しい問題です。でも挑戦する価値があるほど性能が良くなるのだからヤルッキャない。

 

ところで・・最初この形でディスクを銅板で作りました。

そうしたら電波が出ない、アンテナとして機能しない、まるっきり飛ばない。

受信感度も惡い、帯域幅が非常に狭い、そういう物ができました。

アルミシリンダーと銅ディスクの組み合わせでは電磁波放射メカニズム上何らかの阻害要素が発生しているようです。

この現象は以前2重ディスクで経験しています。ディスクタイプSRAでディスクを2重にすると良いことが起こりますがアルミと銅を組み合わせるとやはり電波が出なくなる現象でした。同じことが起こっていると考えられます。

このことはSRAの電磁波放射メカニズムの詳細解明のヒントにも成りうる現象として捉えることが重要でしょう。

 

6mバンド用スケルトンSRAB

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自立空芯トロイダルコイルに挑戦したSRAB。

マチングトランスもフェライトコアを止めて空芯にしました。

ディスクは市販の銅の8mmボルト用ワッシャーです。

さびるといけないのでラッカーを吹き付けました。

す抜けで雨に濡れても溜まることが無さそうなのでカバーはしません。

 

SPDタイプSRAB二号機

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一号機よりも身長が高くなってします。

モータードライブのVCや切換スイッチが付きました。

現状ではまだ制御回路がないので手でつなげたり切ったりしてバンド選択をして実験中です。

室内から聞こえた局を呼んで性能を確かめています。

一号機で輻射ローブが水平よりも下向きになってしまい、今回のは縦列個数を減らして行き過ぎを是正したいと考えたのですがやはりこれも下を向いています。

どうやらSPD方式のSRA個体で水平になっているのでこれを複数個縦列させるとどうしても行き過ぎてしまうらしい。

水平よりやや下向きになっていることが惡いことなのかどうかは今の所良く判りません。仰角をやや上向きにすれば解決できるのか、このまま低い地上高で使えば空間で上に向かうのかどうなのだろうか。??

ただ感じたのはSRABを作るならなにもSPDタイプである必要は無いのではないか、かえって作るのに複雑で手間がかかる分損をしているのではないか・・

普通に作ったものでも水平ローブが得られるのだから簡単な方が良いのではないか・・

という感想を持っています。少なくとも人に奨める気はしません。

何事もやってみないと判らないからやってみたということでしょうか。