SRA作成例 −3
144MHzSRA
144MHzとしては大きい作りです。
小さくなると兎に角作りにくいし調整もしにくくなるので大きく出来る工夫が高い周波数ではどうしても必要になってきます。
このシリンダー兼ボビンはアルミ製のポータブル灰皿の表面にPPシートを巻いて絶縁
してコイルが巻いてあります。
やはりこれもハイパワーには向きません。
どうしてこのSRAは横向きなのでしょう。
SRAは縦に立っている状態で水平偏波のアンテナなのです。
したがってイチョンチョンではほとんど皆さん垂直偏波でQRVしていますから
縦置きでは聞こえません。なので横向きにして垂直偏波にしています。
このSRAが水平偏波のアンテナであることはSRA研究アマチュア無線家の中では実際に測定や経験から知られていることですが、某通信機メーカーでの評価においても
確認されています。
このことはSRAが同軸輻射の単なるモノポール短縮アンテナではないことの一つの
証拠でもあるのです。