ja1jyc’s blog

Super rad antenna (SRA)

SPDタイプならぬDPSタイプの実験

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今まで作ったのはシリンダー+ディスクタイプでそれなりの理由あってのことですが、一応確認だけはしておいた方が良いとDPSタイプつまりディスク+シリンダータイプの確認をしました。

給電部側をシリンダーにするかディスクにするかの違いです。

同じではないかと思われるかも知れませんがシリンダーとディスクでは各々電磁波の放射角度や幅などが違うので同じにはならないはずです。

そもそもDPSタイプを選ばなかった理由はローブの圧縮があまり期待出来ないと思ってからです。予想はあたっているでしょうか。

写真のものはこれで10.4MHzに共振していました。

実験はこのままで出来ます。

もしも良い結果が出たならコイルなどを調整してアマチュアバンドへ調整することにします。

 

さて微弱パワーを投入(マッチングは取ってからですが)して周囲の放射ローブを検出して見ました。

上方向への放射は普通のSRAよりはかなり少なくなっているがSPDよりはだいぶ出ている。

そしてなにより違うのはした方向にローブの広がりがある。

全体的にはかなりSPDよりも広がったローブになっている。

やはりディスクというのはした方向への放射が強いことがここでも判る。

ということであまり期待出来ないと言う結果になった。

これはアマチュアバンドへ調整するだけの価値はないと判断してこのまま放置する。

 

結果としてやはりSPDタイプが一番良い。長年の経験から予測は当たっていた。

 

SRA否定者にとっては耳が痛いでしょうし否定したいでしょう。

室内80m用SRA50W運用で極東ロシアのダリネレチェンクスRP71DG局とQSO出来たことはSRAの小型で優秀なことの現れでもありますが、否定者にとっては到底認めたくないでしょう。

室内なので同軸ケーブルは1m、アースなどないのでアンテナと呼べるものはどうしてもSRA以外にはあり得ない。ましてや同相電流などというものは極々微量で測定にひかから無い程度。

国内ならほとんど聞こえている局なら応答してもらえるし、移動局や記念局は混信が酷いがその中を貫いて交信が出来ているので比較的強く届いているだろうと感じている。

ダリネレチェンクスだと北海道の稚内かそれ以下の距離だから距離的には特に不思議ではない。

相手局が良いアンテナなら充分取ってもらえるだろう。

でも室内からましてや3.5MHzですから・・やはりSRA以外では50Wだと真似が出来ないのではないだろうか。

こうした快挙の場合否定者は到底認めたくないので嘘だと言うだろう。

しかし聞いている人も居るわけですから嘘ついて何も得るものはありません。

それよりも自作のSRAがまずまずの成績で出来上がっていることの確認として喜んでいるだけです。

勝手に嘘だと言っていれば良い、知っている人は知っている。

それで良いし自分は大満足、否定者のアホずらがかえって愉快なだけだ。

もはやSRAの優秀さは○○○XXXX社が証明してくれているからイケイケドンドンです。

当局SRAとしての快挙、室内SPDTypeSRA

室内仮設置してあるSRAで試験運用中の快挙か・・

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先の写真と同じものですが防水即席対策としてゴミ袋を被せてあります。

まだ屋外へ出せないでいますが、そんな時聞きなれないコールサインの信号が入ってきました。強い信号なのでついつい呼んでしまいました。

一発返事で応答がありました。RP71DG局まさか日本じゃない。

アジアンロシアの局でしょうが細かな場所は判りません。どこだろう。

それにしても室内から海外まで飛んでいるとは”驚き桃の木山椒の木”。

SRAも快挙とも言えます。

やっぱりSRA恐るべし。

同軸輻射じゃねーよ。1mしか繋がってねーもの。アースも無いよ。

センサーで探ってもSRAのシリンダー部分からしか検出されない。

特にこのSRAは特別仕様でSPDタイプで上方向の輻射が抑えられて水平方向に向けられているので今までのSRAとは一味違うんだな。

同相電流なんてものはほとんど検知出来ない。室内運用で同相電流が発生していると回りこみが起こって使い物にならないからね。

 

 

先の6m用は少々気に入らなかったので再度作成した。 SPDタイプ

調整用C(マッチング用)が表に出っ張るのはどうも気に入らない。
気に入らないので新たに作りなおした。
C部は中心に隠す。

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そしてモービル走行中はディスクは風圧に弱いので対策をした。

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コイル構造は先のものと同じ、ただ先のは52MHz付近が中心周波数だったのでもっと下げたほうが良いということでディスク側を1T増やした。
ディスクとコイルは球体に埋もれて見えない。
これも先と同様上部への輻射は押さえられている。
この形ならまあまあ不満は無くなった。

6mバンド用SPDタイプSRAの作成

6mバンドだと上への輻射ローブを調べるのに判りやすいだろうと思い立ち、またそろそろ6mバンド国内Esが開けてきたとの情報もあって急遽作って見ました。

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やはり上方向の輻射は極端に押さえられていて感じられません。

(電界強度計が振れない)

水平方向に集中しています。

中心周波数は52MHz+αでちょっと高めですが50MHz+αでSWR2以下なので取り敢えずこのまま使ってみようと思っています。

防水カバーは悩みますがモービル仕様と言う事で撥水スプレーでも吹きかけてこのまま使おうかと思っています。

使用したボビンはキャンドゥーで買った粘土こね棒、直径25mm、長さ23CmのPP製です。

 

SPDtypeSRAにコネクタと即席カバーを被せた。

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カバーはあくまでも即席で長もちはしないでしょう。

この80m用の帯域幅は今まで作ったSRAに比べてかなり広くなっています。

SWR2−2で150KHzあってまるで40m用SRA並です。

帯域幅が広いことは自作上諸刃の刃で下手をするとロスが多くて広がっている場合がある。

逆に上手く行っていると放射抵抗が高くなって見かけのQが下がり広がる、これは飛ぶバロメーターにもなる。

今回の場合にはどうやら室内から大勢呼んでいる記念局を呼んでQRMを抑えて届いていたのでロスではなさそうだ。

割と良い物が出来た感がある。

ただし今までの80m用より一回り大きいので風圧を受けやすいのが気になる。

 

次のSRA作成中、ほぼ完成。

80mバンド用SPDタイプ(シリンダー+ディスクタイプ)です。

40m用同様に電界強度を当たると上の方のローブが極端に少なく押さえられています。

まだコネクターが取り付けてないのでワニ口で加えて室内からQRVしてみています。

長野県と三重県が室内からQSO出来ましたので特に悪くは無いようです。

屋外へ出すには防雨対策が必要になります。

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次のSRA作成計画

SRABの作成は続けるがカバーから出して中のバンド切換部分をサイズ変更しなければならないので良く考えてから作業することにして考える間しばらくお休み。

7MHz用のシリンダー+ディスクタイプが思ったより特性が良かったことから実用面では3.5MHz用が欲しくなってきた。

そこで有り合わせ部品で作れないか考えていた。

幸い前回気に入らなくて新規に作った475KHz用が転がっている。

デコボコが気に入らなくて新たに作ったので放置したが邪魔だった。

これ

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これを分解してボビンを取り出して使うことにした。

大きすぎる感じはするがまっいいか。

これの問題は円柱の中が中空になっていないこと、使いにくい。

発泡スチロールの中身が詰まっているので中心に穴を通す。

大きなハンダコテを熱して通すだけで穴が貫通するので簡単だ。

これで3.5用のSPDタイプSRAを作ろう。

(S:シリンダー、P:プラス、D:ディスク なーんちゃって!)

 

 

シリンダー+ディスクタイプSRA

 

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性能的には特に悪くないようです。

先ほど室内セットで青森県三戸郡階上町移動局と50W入れてQSOしました。

大勢呼んでいるのでダメだとは思いましたがダメ元で呼んだら届いていました。

一応室内アンテナでパイルを抜いたことになりますからまずまずの出来でしょう。

 

 

 

変わり種SRAの作成中

SRAB作成の合間に興味を持った変形SRAの作成も行なっています。

今回のは電極効果とスタック効果(縦列効果の元になった効果)をダブルで狙ったシリンダー+ディスクの併用コラボタイプです。

写真はまだ作成途中で上下逆に撮しています。

上測がSRAの下になります。

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上方向に広がるローブを水平方向に圧縮して特性を良くしようとする狙いです。

上手く狙い通りになるかどうかは出来上がってからのお楽しみ。

この状態での試験では正常にSRA動作しています。

オーソドックスな形状と比較して悪くなるような気はしていませんが、同じ程度なら複雑にしただけ面倒なだけと言う事になります。

さてどうでしょう。