7MHz用 打ち上げ角低減対策
7MHz用で輻射の角度を水平方向に抑制した形式。
シリンダーは清涼飲料のアルミ缶約5Cmφ
コイルを分割して全体で7MHzに共振するようにしてシリンダーを段重ねしています。
こうすると上角度に向いている輻射を水平方向に押し下げる効果が出ると共に輻射
は水平方向に扁平化されるのでゲインが増えますが無指向性です。
同じ物を2つ作って送信受信を行なって特性評価をした残骸です。
実はこれこそがSRABのヒントの源なのです。
これは上下に配列させて無指向性で利得稼ぎをしますが、これを横に並べると前後に
輻射の差が生じ前方向指向性が発生すると共に上方向の輻射も水平方向へと圧縮されて
ゲインが増えて来ます。
実際のSRABを構成させるときにはシリンダータイプよりもディスクタイプの方が
お互いの容量干渉が少ないので作りやすいよううです。
シリンダータイプでSRABを実験している仲間もいますが、私はディスクタイプが
調整などしやすいのでもっぱらディスクタイプでやっています。
縦に積み上げる方式の場合にはディスクよりも写真のようにシリンダータイプの方が
容量干渉が少なくて作りやすいのでシリンダーでやっています。
上下に並べるならシリンダーが作りやすく、前後に並べるならディスクが作りやすい
と言えます。(どちらでも作れないことはありません、作りやすさの問題です)