SRA作成例 −6
135KHz(2200m)バンド用SRA
発泡スチロールの円柱を母体にして巻いて巻いて疲れました。
右側のアルミシリンダーは防水のためにシートを巻いてカバーしてあります。
直径20Cm長さ40Cmの円柱をつなげてあります。
これも限界への挑戦みたいなもので特に2200mバンドに興味があるわけでも
ありませんからTXも無いしライセンスも取得予定はありません。
あえてQRV実験をするなら微弱パワーでの実験にあります。
この直径20Cmは腕に抱えてコイルを巻くにはこれが限界のような気もします。
本来ならもっと太い方が巻き数も少なくて済み良いのでしょうが・・太いと抱え
きれません。
0.16mmのエナメル線を1mm幅に20回重ね巻きして次へ・・重ね巻き
です。当然ハイパワーには不向きですが受信用、微弱パワー用です。
これも垂直偏波が良さそうなので(聞こえてくる信号は皆さん垂直偏波ですから)
横向きで吊り下げ方式です。
実験用なので同軸コネクタは使う時に取り付けるような考え方です。
常設の考え方はしていません。
こんなデカイもの上げっぱなしだったらみっともないじゃありませんか。
長波は水平偏波では伝搬しないと言う説があり皆さん垂直偏波のようです。
しかし長波で水平偏波のアンテナというのは非常に例が少ないはずです。
でも無いわけではなさそうです。本当に水平偏波では伝搬しないでしょうか。
そういった実験をした例が見つかりません。兎に角バカでかくなりますから
普通では実験が出来ないでしょう。
垂直アンテナならポールアンテナなど電波時計用アンテナなどは見ることが出来て
これは垂直偏波です。
SRAなら簡単に水平偏波の実験が出来てしまいます。
長波の伝搬の迷信が解決出来る可能性があり面白いです。
昔やった実験では垂直に縦置きの純粋な水辺偏波よりも約30°お辞儀させた方が
飛距離が伸びていました。
そして受信側では小型の2200m受信専用のSRAで受信しましたが・・横向き
つまり垂直偏波方向にしないと受信出来ませんでした。
お辞儀させた場合それが垂直偏波になったとは思えない。
水平と垂直の両方とか輻射角度が低くなるとかの影響ではないかと思えましたが・・
では受信側で水平精分は受信不可で垂直偏波精分は到達していたのはなぜか。
伝搬距離は約2Kmの川向うの屋上駐車場での受信でしたがその間で建物通過や
送電線通過、地面からの反射などなど短波では考えられない経路の障害影響で
偏波が変わってしまったのか、従来論のように水平偏波精分は地面に吸収されて
消えてしまったのか・・今後の疑問が残りました。
長波って地中レーダーに使われるように地中にもぐってまた空間へ出てくる性質が
あるようですが、別の説では地面と水平偏波は並行するので電界精分が短絡されて
消滅するとか・これって何か変?。垂直偏波だって地面にもぐれば地面と並行する
ではないですか。