SRAはハイゲインに出来る。
今まで色々アレンジしてきた経験からSRAのゲインを上げる方法が判って来ました。
その方法は色々ありますが、考えて見ると原理には共通点があることに気が付きます。
今後少しづつどの構造を書いていきたいと思います。
SRA2018年上半期まとめ2。
シリンダーコイルタイプや積層ディスクコイルタイプではHF用が難しい。
層を重ねてもある程度下がった周波数以下には下がらくなってしまう。
これは層自体が非磁性体のコアとして働きインダクタンスを下げてしまうからだと考えられる。だからこそV,UHF用に向いているとも言えるのだが・・。
したがって例えば7MHz用を作りたい場合には上下2つにしてシリーズ接続にすると下げられることが実験によって確認され、実際に運用して使えることも確認している。
そこでHF用として作りやすいのはソレノイドコイルとのハイブリッド構造が有効だった。この場合には当然マルチバンドにはならないがシングルバンドでは広範囲なバンドの広さが得られる特徴がある。例えば80mバンドなら3.5~3.8MHzまでとか160mバンドなら1.8~1.9MHzまで広範囲に使えることが切り替えなしでマッチングを取るだけで得られることが出来た。
SRA2018年上半期まとめ。
今年は例年のように研究テーマは決めていなかった。
理由はもう出尽くしただろうから地道に行こうということと、脊柱管狭窄症の痛みで大したことは出来ないだろうと言うこと、家内の手術もあってバタバタしていることなど重なったためだ。
それでも振り返るとかなり新規の発見もあった。
1)ロール状コイル、シリンダー状コイルによるコイル、シリンダー一体のSRAが作れた。
2)同時に同じ原理でディスクへ移行し、積層コイル状ディスクタイプも作れた。
これ等の特徴としてはV、UHF用のSRAは細かくなり過ぎて良いものが作れないと言う難点が克服できたこと。ロールや積層の深部から外層部まで共振を得ることがかのうになり幅広いマルチバンド化が可能になる利点が見つけられた。
3)シリンダーやディスクに1スリットを入れることでディスクにおいてはスリット方向に指向性が出ることが見つかった。
シリンダーは天井方向に向かう指向性と水平角方向と二重になるので水平方向の指向性は得られていない。
4)これらの応用としてスリットの数を増やして行くと丁度上下段重ね多段構成のSRAと同じように放射ローブが水平方向に扁平になることが観測された。
V.UHFではローブが扁平になるのは有効だがHFにおいては弊害も多いことも実運用で確認出来た。(GW通信は強くなるが地上高が低いと電離層伝搬ではハンディが出てしまうようだ)
なを、ディスクの1スリットタイプの縦列でSRAB化するのは向いているのではないかと期待しているところだ。
以上大きなところでは4つの新たなことが見つかった。下半期ではこれらをもう少し追及し実運用で確認して行こうと思っている。
(実験に使った試作品の写真などは逐一FBへ掲載して来ているの)
ディスクジョッキー改良版電鍵
もはやディスクジョッキーとは程遠い変化をしているので短点回転送出型電鍵とか独創オリジナルなのでJA1JYC電鍵とでも呼んでおきます。
先のディスクジョッキー電鍵の改良版です。
小型により重力感のあるものに仕上げました。
今回のは円盤押下で長点が出せるようにしました。
そして短点のON-OFFはリードスイッチに変更し長点はプッシュSWを使っています。
小さな磁石は8個埋め込みました。
ベースに取り付けた鉄のボルトと回転盤の磁石で手を放した時にホームポジションへ動く動作をします。
ボルトとボルトの間位置が短点の送出位置になります。
名称はもはやディスクジョッキーとは様子が変わりましたので何と呼んだらよいでしょうか。
取り合えず短点回転送出型電鍵とでも、独創オリジナル考案なのでJA1JYC電鍵とでも・・・・
土台はダイソーで200円の鉄鋳物一人用四角い鍋をつかいました取っ手部分がターミナル部分になります。
鍋の中にはパテを充填して上の塩ビ板を張り付けています。
回転軸はベアリング、最下部にプッシュSW、円盤はダイソーの100円大き目湯飲み茶わんの蓋を使っています。
土台が鋳物なのでどっしり重量感のある座りの良い土台が出来ました。
前後動複式電鍵の独創
手のひらのかかと?で台を抑え人差し指と中指を前後してレバーを動かし複式キーイングをします。
横ブレ複式電鍵の作成
振れ止は磁石の反発力を使っています。
土台は直径70mmの円版状の石で中央に穴を開けました。
(これが大変でした)
積層ディスクコイルタイプ材料に
アルインコさんの複合アルミ合板と言うのがある。
絶縁PP板の両面にアルミが貼ってある合板だ。
これを使うと一枚で2枚の積層ディスクが得られるので効率的だ。