ja1jyc’s blog

Super rad antenna (SRA)

VU帯で特性の良いSRA方式をめっけ!

なーんちゃって、新発明。
実験は170MHzにて試作・・従来の144MHzSRAに比べてやけに電界強度が強く出ている。
逆に低い周波数用を作るのが難しくて144まで下げられていないので同一周波数での比較は今後の課題だが・・・・・。
いままでVUに関してはHF用よりも電界強度計の振れが弱かったので計器の感度の問題だろうと(絶対値を求めていなかったので)思っていたが・・今回間違っていたことを思い知らされた。今回の170MHzの振れ方はHF用と同等の振れ方だったからだ。言い換えれば従来の作り方のVU用はかなり効率が悪かった。今回のはHF並みに効率が良くなっていると想像できる。ってことかな。

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上図のような思い付きから、プチ実験をしてみようと思い立った。
昔のチューブラコンデンサーの中身みたいな構造だ。
幅40mm長さ都合58Cmの0.3mm銅シートの片面にポリエステルテープを張り付けて絶縁してグルグル巻いて棒状にした形状。
巻き終わりの外側は筒上にショートしてつなげてある。
(実験では絶縁した巻きっぱなしとショート接続の両方試した)
昔シリンダーの内側に渦巻コイルを内蔵した自称インナーコイルバージョンを作ったことがある。それも立派にSRA動作していたが、今回の形状はそれの幅広バージョンとも言えるだろう。

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実際に試作したのはこんな形で170MHz付近に固有の共振周波数がある。
実際には巻きをきつくしたり緩くしたりして周波数の微調整が出来る。
これを144MHzまで下げるには今後もっと工夫が必要だろう。
逆にいえば従来SRAは高い周波数用は作るのが実に難しいとされていたが今回の方式だとむしろ低い周波数用はかなり難しく高い周波数用の方が作りやすい。

先の外側の先端処理でショートしてシリンダー状にした場合には強い電界強度を得られてSRA動作していることが確認出来たが・・
先端を絶縁したままコイルの状態では共振周波数は変わらない物の強い電界は得られないことも確認出来た。つまり外側にしりんだーが無ければSRA動作しないことも従来現象と同じだった。

今までは高い周波数用のSRAで良いものを作るのが至難の業だったが・・今回の発見で容易になる可能性が見えてきたので興味津々だぞ。

良くSRAっておくが深いね、構造は実に簡単なくせに実際使えるものに仕上げるのはかなり難しいし不器用では簡単そうで作れないとか言われている。
やっぱり奥が深いことは痛感する。
でも面白い!!

この形をなんて呼ぼうか?
取り合えず他のSRAと区別するために仮称:渦巻シリンダーとでも・・
あまりカッコ良い呼び方ではないけど・・良い呼び名募集・・なーんちゃって。