電極効果の不思議
先にディスクの2重構造で放射ローブが水平面方向に圧縮される現象があることを書いた。
これで不思議な経験をした。
ある時2重にする材料が不足して片方アルミでもう片方を銅のシートで2重にした。
そうしたらあろうことか全然放射がなくなってしまった。
電波が出ないのだ。片方を取り外すと出る。
その時は何が何だか判らなかった。2重の接続をつないだり外したりしたが変わらない。
違う材質のディスクが2重になっていることが問題らしい。
後日同じ材質にしてみたらやはり強く出るようになって水平方向に強くなっている。
銅だけの2重、アルミだけの2重で両方共同じ様に効果が出るが上下どちらかが違う材質、銅+アルミあるいはアルミ+銅の場合電波が出なくなる。
これは驚いた。どうしてなのかはまだはっきりしないが・・・。
導体内部での電子走行速度の違いによって放射エネルギーに阻害が起こっているのではないだろうか。もう素粒子レベルの出来ごとでは難しくて頭が沸騰してしまう。
言えるのは電極効果を狙うなら同じ材質で作ること。
何しろなぜ電極効果が出ているのかだってまだ判っていない。